“我也想要化身为鱼。在成为鱼的那一天到来之际,我就可以嘲笑那些羞辱过我的人了。”
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【译文】
《关于鱼服记》
文/太宰治
译/月海
鱼服记是从中国古书中记载的短故事的题目。它由日本的上田秋成翻译,题目也改为《梦应鲤鱼》,收录于《雨月物语》第二卷中。
在生活陷入痛苦的一段时期中,我读了《雨月物语》。《梦应鲤鱼》的故事说的是,三井寺有一位叫兴义的僧人,擅长画鲤鱼,一朝大病而亡,魂魄化为金色的鲤鱼,去琵琶湖中逍遥自在了。读完后,我也想要化身为鱼。在成为鱼的那一天到来之际,我就可以嘲笑那些羞辱过我的人了。
我这个希望看来还是落空了。嘲笑别人,这种想法,其实是个坏主意也未可知。
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【原文】
魚服記に就て
魚服記といふのは支那の古い書物にをさめられてゐる短かい物語の題ださうです。それを日本の上田秋成が飜譯して、題も夢應の鯉魚と改め、雨月物語卷の二に收録しました。
私はせつない生活をしてゐた期間にこの雨月物語をよみました。夢應の鯉魚は、三井寺の興義といふ鯉の畫のうまい僧の、ひととせ大病にかかつて、その魂魄が金色の鯉となつて琵琶湖を心ゆくまで逍遙した、といふ話なのですが、私は之をよんで、魚になりたいと思ひました。魚になつて日頃私を辱しめ虐げてゐる人たちを笑つてやらうと考へました。
私のこの企ては、どうやら失敗したやうであります。笑つてやらう、などといふのが、そもそもよくない料簡だつたのかも知れません。